2018.12.15ポンプマンマガジン中古ポンプ車の寿命を「正直」にお話しします
こんにちは!小澤総業グループのコンクリートポンプ車を専門に中古車の買い取り、販売、欲しいユーザーとのマッチング、備品の販売を手がけるポンプマン株式会社です。
乗用車と同じようにメーカーや車種、そして現場や用途によっても様代わりするポンプ車。
お客様にとって、新しく(初めて)ポンプ車を買うことはワクワクする事と思います。様々なポンプ車から選び出される最終的な決め手には「好み」を優先されるお客様も少なくありません。
ですので、弊社が中古のコンクリートポンプ車を商品として取り扱うにあたって何よりも大事にしている目線の1つには
■状態、ひいては、こと寿命に関して「とことん」正直ご説明させて頂く
というものがあります。
と、申しますのも弊社が販売をさせて頂いているお客様には、これからコンクリート打設事業に参戦をする・独立したく考えている、
ゆえに、ポンプ車の細かい箇所に関しては、あまり詳しくないお客様も少なくないのです。
「長く使えますか?」
「不具合ありますか?」
「長く使えますか?」
これらは弊社が多く頂く質問のであります。
気に入ったポンプ車をご購入されても「買ってから直ぐに動作しない」なんて事になってしまったら、お互いに気持ちの良い契約にはならないですよね。今回は弊社が中古ポンプ車を販売するにあたり目を光らせているポイントをご紹介します。
■ポンプ車の心臓部分2つは入念にチェック
「この機能が不完全であったらポンプ車と呼べない」といった具合に、弊社は「現状で『働く事のできる』ポンプ車」しか販売をした事しかありませんが、そのポンプ車の寿命を判断できる2ヶ所の大事なポイントのチェックを弊社は欠かしません。。
・1つはポンピングチューブが入っているドラム内
・コンクリートが付着していないかどうかのチェック
・ポンピングチューブを押し出す「ローラー」に欠損があるかどうかのチェック
・2つ目は作動油(さどうゆ)の漏れ
・油圧ホースやタンクなどから作動油が漏れていないかのチェック
詳しくご説明させて頂きますと、前者、ドラム内のポンピングチューブ自体は消耗品であります。その劣化具合を調べる事で今までに大体何平米くらいを打設してきたかも分かるのですが、
それ以上に問題はチューブを押し出すローラーです。ここに激しい欠損などが見つかると、一気に寿命が短くなってくるので、厳正にチェックしなくてはならないポイントなのです。
また後者、重いブームを持ち上げ、車体を動かすポンプ車の中には、今まで無理に油圧をかけられ劣化が進んでいるものもございます。
劣化具合を診るために微細にチェックする箇所が油圧ホースと作動油自体があ入っているタンクなのです。
ポンプ車はその性質上、普通に使っていても強い圧力で動いております。ですので、無理をさせすぎていると劣化が激しいものが見つかります。ひどい状況の場合はブームの持ち上げができず、アウトリガーも出せなくなってしまいます。こうなってしまったらポンプ車とは呼べません。
以上2点がポンプ車の心臓とも呼べる、寿命を割り出すポイントになります。
■弊社は原則現状でのお渡しになります。が、別途で修理も可能です!
上でご説明しました通り、弊社は現行しており「ポンプ車がポンプ車」として機能できる車両を、寿命や劣化の程度をお知らせした上で販売させていただいております。
しかしながら、
「物自体の交換」もできないわけではありません。
お客様にとっても「安く手に入る最低限の機能を持ったポンプ車はそれだけでメリットだと考えますが、
勿論の事別途費用でパーツ交換なども行っております。
それこそ、チューブや細々した劣化や修繕などは仰っていただければ別途で行いますのでご気軽にご相談ください、
※マッチングであればお客様どうしで話してもらって解決して頂く形になります。ご了承ください!
いかがでしたでしょうか?
先日も20年活躍したポンプ車を販売する折には「10年は持たないと思います」と正直にお話しした上で契約をして頂きました。
「寿命は〇〇年ですが、〇〇年使えば元は取れます」
といった具合に、販売時に「減価償却」……固定資産(設備投資)に使った金額を、その資産が使用できる期間にわたって費用配分する手続きを、個人・法人でお話しもさせていただいております!。
ポンプ車は決して安い買い物ではありません。今後の人生を共にする大切な買い物の1つです。ポンプ車の状態・寿命に関しては「中古を扱う以上どこまでも正直でいたい」と考えているのが弊社のモットーでもあるのです。