2020.08.19ポンプマンマガジン大手コンクリートポンプ車メーカーの「特徴」をプロ目線からご紹介!
こんにちは、コンクリートポンプ車の整備・販売・塗装サービス等を幅広く行うポンプマンです。
コンクリートポンプ車は車種の他、製造・販売するメーカーによってもそれぞれ特徴があり、金額からパフォーマンス、得意な現場まで様々です。
御購入を検討される際、各メーカーの”違い”にまでも判断基準を持てることは、お客様の要望に合致する中古コンクリートポンプ車を選ぶ精度を上げることに貢献します。
そこで今回は、人気のコンクリートポンプ車メーカー
・「極東開発工業」
・「大一テクノ」
・「岩田商会」
・「日工ダイヤクリート」
それぞれのメーカーの特徴をメリット・デメリットと共にご紹介したいと思います。
本日の記事を買取査定・購入の際の目安にして頂けたら幸いです!
■■■極東開発
国内シェア70%が裏付けする安心感
国内シェア”70%”を誇る「極東開発」は、全国展開をしている上場企業。
コンクリートポンプを選ぶ上で自ずと選択肢に入ってきますし、事実、弊社ポンプマンも極東開発の中古コンクリートポンプ車を多く買取・販売してきた実績があります。
車種も幅広く展開しており、様々な現場での実績も折り紙付き。全国にサービス網が整っており、整備やアフターメンテナンスに困ることが少ないことからも、国内シェア70パーセントの人気を説明することができます。
デメリットは高額であり、部品に対しての実績が少ないこと
極東開発のデメリットは第1に「高額」であることです。
また、(全国にサービス網が整っているものの)他メーカーと比べると比較的故障が多い特徴もあります。
部品がモデルチェンジする頻度が多く、部品に対する実績は多くありません。
新しいモデルであれば部品の不良がよく出ることもあり、人気がないとすぐに廃盤にしてしまうこともデメリットでしょう。
とは言っても、中古で出回る頻度が一番多い事実は確かです。
人気の車種は
PH50-16 / PH65-18 / PH45-14 / PY100-15 / PY100-26 / PY120-33
などなど、
現行モデルの一つ前の車種がよく出回る傾向にあります。
■■■大一テクノ
熱烈なファンが多い背景はひとつひとつの部品への信頼
大一テクノは、スクイーズ式(絞り出し式)で2番人気を誇るコンクリートポンプ車メーカーです。
最大の特徴は「壊れない」こと。
開発当初から同じ部品を使い続けているため、使用される部品ひとつひとつに実績があり、使用されるブームも業界最大手のタダノ製。安心を持った施工を約束してくれます。
その上で構造もシンプル。初心者でも扱いやすいく価格も比較的安価であることがメリットであり、大一テクノ製のコンクリートポンプ車には熱烈なファンがいます。
デメリットは活躍できる現場が限られてしまうこと
大一テクノ製のコンクリートポンプ車は「パワーが弱い」ことがデメリットです。
具体的には、真空式ポンプよりもコンクリートの吐出量が劣る非真空式ポンプを採用しているため、大きな現場を得意としません。
また全国のサービス網はないこともデメリットに挙げられるでしょう。しかし、住宅を専門としているポンプ屋さんが毎日少し使うにはうってつけのメーカーです。
車種は、DCP35SLB / DCP40MLに人気が集まります。
■■■岩田商会
油圧系の動きが早く、ブームは最長クラス
岩田商会のコンクリートポンプ車はまず安価であることに特徴があります。
その上で、特筆すべき点はブームやアウトリガーなど油圧系の装置の動きが早いこと、そして真空方式はバキューム式を採用しており、ブームの長さが真空式ポンプでは最長クラス18mを採用している車種も展開していることが大きな特徴です。
まだ若いメーカーのため、実績が少ない
上にあげた大一テクノと同じく、全国にサービス網が少ない。他営業拠点もまだ少ないです。そして、他メーカーと比べると創業してよりの年数も短く、実績がまだあまり多くないことがデメリットになります。
とはいえ、関東ではある程度の人気を誇っていることに間違いはありません。
■■■日工ダイヤクリート
電気系統の故障はほぼばく、メンテナンスも楽
電子制御ではなく油圧制御を採用しているため電気系統の故障がほぼなく、”壊れにくい”ことが大きな特徴です。
またDバルブ方式を採用しているため、メンテナンス・洗浄が非常に楽なこともメリット。全国にサービス網があることも嬉しいポイントです。
車両自体が出回らない
他メーカーに比べると、開発・改良が積極的に行われず、市場のニーズに対応仕切れているかと訊かれれば少し疑問が残ってしまいます。製品のラインナップ自体も少なく、弊社ポンプマンでもあまり出回らないメーカーです。
■■■販売も買取もポンプ車を専門に取り扱うポンプマンにお任せ下さい
ここまで各メーカーの特徴をご紹介してきましたが、メーカー・車両の吟味は、”現場でちゃんと活用できるコンクリートポンプ車であるか”といった大前提をクリアした後に考える問題でもあります。
稼働箇所の多いコンクリートポンプ車はオイルの交換箇所だけでも10箇所弱あり、プロがメンテナンスを行わない限り現場で作業を行なえる保証がないからです。
弊社ポンプマンは、査定の際にもメーカー、年式、走行距離だけで判断をいたしません。
これまでのメンテナンスが記録された書類があれば査定額に反映させていただきますし、必要を感じればコンクリートポンプ車を分解、パーツ毎に適切なメンテナンスを施してからの販売になります。
加え、たとえばコンクリートの飛び散り具合など…
以前の持ち主がどれだけ大事に扱っていたかも車両を評価する目線になるのですが、これはコンクリートポンプ車をいち車として判断する中古車査定会社では不可能なことでもあります。
中古コンクリートポンプ車の査定・買取・販売は専門の知見/経験がないと出来ません
※取引後のトラブルが起こりやすいのはオークションサイトです。個人対個人の取引になってしまうので”専門”が入る余地がありません。購入してより「動かない」ケースも存在します。
売りたい時はラインで連絡、まずは車検証と全体写真で査定ができます!
現金受け渡し振り込み、どちらも対応しております
金額が見えない方は~無料での委託掲載も承ってます
もちろん購入に関しても親身にご相談にのらせていただきますので、
まずはご連絡よりお待ちしております。