2021.08.11ポンプマンマガジン注目される「残コン問題」って?残コン削減が問題解決の新たな一手に
こんにちは! 小澤総業グループのポンプマン株式会社です。
コンクリートポンプ車を専門に、中古車の高価買い取り・整備・販売を手がけています。
建築現場で出てしまう使い残したコンクリート(残コン)は、どのように処理されていますか。
処理するにも費用がかかってしまう残コンですが、近年は残コン削減の取り組みにも注目が集まっています。
本記事では、どうしても建設現場で出てしまう残コンを出さない工夫について紹介していきます。
残コン問題について
工事現場では、注文したコンクリート量のうち、1~2%程度が残コンとして発生しています。
たかが1~2%程度、と思われるかもしれませんが、全国の工事現場の残コンをトータルすると、なんと年間150~200万立米にもなっているのです。
しかも、こうした残コンは、ほとんどが再利用されることもなく産業廃棄物として処理されているのが現状です。
ここでは「残コン問題」について、少し深堀りしていきたいと思います。
知られざる「残コン」という闇
残コンが、地球の環境を脅かしていることをご存知でしょうか。
こういった建設業や付随する各業界が抱えている問題も、業界の外から見れば、まったく未知のものとなってしまうのが現状です。
環境問題のひとつとして「フードロス」が問題視されていますが、残コン問題については一般の方々には認識されておらず、現在に至るまで埋もれている問題となっています。
残コンの発生要因はいくつかありますが、その最たるものにモルタル0.5立米(先行モルタル)という商習慣があります。
ビルや橋脚のコンクリートを打設する際に用いられる圧送車は、生コンをダイレクトに配管へ通そうとすると配管内で閉塞してしまうため、その誘導を期待して、ほとんどの現場で「1:3モルタル」という砂利のないセメント・砂・水だけの生コンを利用しています。
この先行モルタル(モルタル0.5立米)は、型枠の中に打設してはならないため、その容積はすべて「残コン」として圧送業、あるいは生コン工場に押し付けられることになります。
ひとつの現場で発生する残コンは0.5立米(1t程度)ほどですが、その量を全国単位で見ると、なんと1日に2,500立米という量が発生していると考えられています。
これは10階建てのマンション1棟分の圧送施工に値するコンクリート量であり、これが1週間分、1ヶ月分、1年分……と考えていくと、非常に恐ろしい数量になることが想像できるでしょう。
このように、残コンは人々の知らない間に、確実にこの地球を蝕み続けているのです。
そして処理に困った残コンを不法投棄し、逮捕されるケースも後を絶ちません。
地球を蝕み続ける環境問題を解決するべく、ポンプマンは敢然と立ち上がったのです!
残コンを出さない先行剤「エコスル」
残コン問題に一石を投じるべく、ポンプマンが開発したのが次世代生コン先行剤「エコスル2」です。
それでは、この「エコスル2」とは、いったいどのような特徴があるのでしょうか。
ポンプマンの次世代生コン先行材「エコスル2」が残コン問題を解決する!
残コンの元となるモルタル0.5立米を一切使わず、生コン打設を可能とするイノベーションが「エコスル2」です。
次世代生コン先行剤「エコスル2」は、手のひらに収まる140gの超コンパクトサイズの小袋ですが、これが残コン問題を解決することを期待され、全国の圧送業者へ着実に広まり始めています。
食品添加物のみで精製された「エコスル2」は、1回あたり1t発生していた産業廃棄物(残コン)を中性無害かつ、たった140gの一般ゴミに変わるのです。
現場のオペレーターにとって、従来の工法に比べて作業量が圧倒的に少ないうえ、粉塵による健康被害も少なくなり、まさに一挙両得な生コン先行剤なのです。
ポンプマンでは、この「エコスル2」を全国、そして世界へと広げることで、業界に新しい常識を根付かせたいと考えています。
SDGs、クローズドループといった言葉が叫ばれている現在、環境負荷がもっとも大きな産業のひとつとして挙げられる建設・コンクリート産業にあって、弊社が生み出した「エコスル2」には、そのソリューションの実践として、環境問題解決の観点から注目が集まっています。
次世代生コン先行剤「エコスル2」について、もっと詳しく知りたい方はこちら
次世代生コン先行剤「エコスル2」のご用命はポンプマンまで!
建設現場の残コン問題が、いかに根深く、そして未来に暗い影を落としているか、お分かりいただけたかと思います。
ポンプマンでは、こうした残コン問題に真っ向から取り組み、課題を解決する次世代生コン先行剤「エコスル2」を開発しました。
残コン問題に頭を悩ませている生コン、圧送業者の皆さん、お気軽にポンプマンまでお問い合わせください!
ポンプマンへのお問い合わせはこちら